書評の記事一覧

今日・・・ 今日だけ頑張るんだっ・・・!

人生を逆転する名言集
人生を逆転する名言集


「カイジ」や「アカギ」などの作品を描かれている、
福本伸行先生の名言集を書店で見つけたので衝動買いしてみました。

ここ最近は、漫画もずっと読んでないのですが、
福本先生の作品は大好きで、かなり読み込みました。

特に、「カイジ」、「アカギ」、「銀と金」が好きです。


この名言集は、福本先生のいろんな作品から抜粋されている名言集なのですが、
これはこれで、学ぶ事がたくさんありました。

思想が少し刹那的というか、
極端すぎるという方もいるようですが、私は好きですね、こういう考え方は。


心に響く名言がいくつかあったのですが、その中から1つだけご紹介します。


「明日からがんばろう」という発想からは・・・
どんな芽も吹きはしない・・・!
そのことに 20歳を超えてもまだわからんのか・・・!?
明日からがんばるんじゃない・・・
今日・・・ 今日だけがんばるんだっ・・・!
今日がんばった者・・・ 今日がんばり始めた者にのみ・・・
明日が来るんだよ・・・!

班長・大槻


「カイジ」の読者の方だったら、誰もが知っている名言ですね。

班長はちょっと(いや、かなり?)せこいキャラでしたが、数々の名言も残していたりします。


「明日からがんばる」
そう言って、本当にがんばった事が何回あっただろうと思います。

「今日だけがんばる」
これを毎日繰り返す・・・。
繰り返す事ができた者のみに明日が来る。

まさにその通りだと思います。


とりあえず、今日、必要以外の事を1つだけ頑張る事にします。


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山月記 中島敦

ネットを徘徊していたら、中島敦さんの「山月記」という作品に巡り合いました。
ウチの嫁さんや、Twitterのフォロワーの方々で、
「高校の教科書に載ってた」
という声もあったのですが、僕はたぶん読んだことないのかなと。
もしあったとしても、高校の頃、国語は大嫌いだったので、覚えていないのかもしれませんが。


話のあらすじとしては、
役人をやっていた主人公が、
詩人になる為に、役人をやめてしまいます。

何年間か、詩人として活動しますが、成功できず
生活に困窮し、結局、役人に戻ることになります。

しかし、戻った先では、かつての同僚や部下が、
自分が詩人をやっていた期間に出世してしまい、
彼等の命令に従わなければならないという状況になってしまいます。

自尊心を深く傷つけられた主人公は、ついに発狂し、
出張先から飛び出し、人喰虎となってしまいます。

そしてその後のある日、最も親しい友人と再会します。

そこで、人喰虎となった主人公は、
友人に、自分の考えや気持ちなどを語るのですが、
そのやり取りが非常に印象的だったので、抜粋を掲載しておきます。

何故(なぜ)こんな運命になったか判らぬと、先刻は言ったが、
しかし、考えように依(よ)れば、思い当ることが全然ないでもない。

人間であった時、己(おれ)は努めて人との交(まじわり)を避けた。
人々は己を倨傲(きょごう)だ、尊大だといった。
実は、それが殆(ほとん)ど羞恥心(しゅうちしん)に近いものであることを、人々は知らなかった。
勿論(もちろん)、曾ての郷党(きょうとう)の鬼才といわれた自分に、
自尊心が無かったとは云(い)わない。
しかし、それは臆病(おくびょう)な自尊心とでもいうべきものであった。

己は詩によって名を成そうと思いながら、進んで師に就いたり、
求めて詩友と交って切磋琢磨(せっさたくま)に努めたりすることをしなかった。
かといって、又、己は俗物の間に伍(ご)することも潔(いさぎよ)しとしなかった。
共に、我が臆病な自尊心と、尊大な羞恥心との所為(せい)である。

己(おのれ)の珠(たま)に非(あら)ざることを惧(おそ)れるが故(ゆえ)に、
敢(あえ)て刻苦して磨(みが)こうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、
碌々(ろくろく)として瓦(かわら)に伍することも出来なかった。

己(おれ)は次第に世と離れ、人と遠ざかり、憤悶(ふんもん)と慙恚(ざんい)とによって
益々(ますます)己(おのれ)の内なる臆病な自尊心を飼いふとらせる結果になった。

人間は誰でも猛獣使であり、その猛獣に当るのが、各人の性情だという。
己(おれ)の場合、この尊大な羞恥心が猛獣だった。虎だったのだ。

これが己を損い、妻子を苦しめ、友人を傷つけ、果ては、己の外形をかくの如く、
内心にふさわしいものに変えて了ったのだ。

今思えば、全く、己は、己の有(も)っていた僅(わず)かばかりの才能を空費して了った訳だ。
人生は何事をも為(な)さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短いなどと口先ばかりの
警句を弄(ろう)しながら、事実は、才能の不足を暴露(ばくろ)するかも知れないとの
卑怯(ひきょう)な危惧(きぐ)と、刻苦を厭(いと)う怠惰とが己の凡(すべ)てだったのだ。

己よりも遥かに乏しい才能でありながら、それを専一に磨いたがために、
堂々たる詩家となった者が幾らでもいるのだ。
虎と成り果てた今、己は漸(ようや)くそれに気が付いた。
それを思うと、己は今も胸を灼(や)かれるような悔を感じる。



この辺りの下りを読んで、深く感じるものがあります。

全力でやらないということは、全力でやったのに失敗してしまったという
自分の才能の無さを露呈するのが実は怖くて、
「できない理由」を自分で作ってしまっているんではないだろうか。

相手に認めてもらわなくても良いと思うのは
本当は認めて欲しいのに、自分の才能が認められないという
結果を突きつけられるのが怖いだけではないのか。

「自分は自分」という考えは
単に、自分の考えが否定されるのが怖いだけではないのか。


本当にいろいろと考えさせられる作品です。
この時期に、この作品に出会えて良かった。
もし道に迷う事があったら、また読み返してみたいと思います。

「山月記」は、青空文庫で読むことができます。
短い作品ですので、気が向いた方は、是非読んでみてくださいね。

中島敦 山月記


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わかりやすい戸籍の見方・読み方・とり方:レビュー

わかりやすい戸籍の見方・読み方・とり方―自分のルーツはこうしてたどれ!わかりやすい戸籍の見方・読み方・とり方―自分のルーツはこうしてたどれ!伊波 喜一郎


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戸籍についての本を1冊読んでみました。
戸籍のとり方や見方は、ある程度知っていたので、まぁ思ってたような感じかなっていうところでした。
「とり方」と言っても、とり方自体はそこまで詳しく書いてなくて、実際に自分が集める事になったら、そんなに楽には行かない事が起きてくるでしょうね。

それよりも、僕が興味を持ったのは、「家系図作成」。
これは、有名な某先生が、「儲からない儲からない」と言っている事で有名ですが、専門の人がやるように、何百年も調査するんじゃなくて、戸籍の範囲内でできる、お手軽なものを提供できたら良いなと、少し研究中。
利益はあまり取らずに、遺言書を書いてくれたお客さんへのサービスみたいな感じでできたら、素晴らしいプレゼントになるんじゃないかなって。
できれば無料で提供する事も視野に入れてます。
(相続や遺言の業務を依頼してくれた人前提ですけどね)

驚いたのが、「家系図作成ソフト」なるものが、何種類か売られてる事。
へぇ・・・。

ソフトを購入することも検討したいけど、出来上がりのサンプル画像とかで少ないんですよ。
何か良いソフトがあったら教えてください。
理想は、毛筆で、普通に書いたようにできるソフト。
顔写真入りとか、年賀状機能とかそういうのは一切不要です。

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