遺言とは

遺言とは

遺言の法的性質

遺言は一般的に「ゆいごん」とも読まれますが、「いごん」と読まれる事もあります。
どちらの読み方でも意味は通じますので、読みなれた方の読み方でかまいません。

また、故人が言い残した言葉なども遺言と言われますが、単に言い残しただけでは、法的な効果はありません。父が死に際に言い残した事も、法的な要件を満たしていない場合は、法的な側面から見れば、守らなくても良いのです。

また、故人の残した書置き等も同じです。
故人が書置きを残した場合、「遺書」や「遺言」と言われる場合がありますが、これも法的な意味の遺言書とは違います。遺言に法的な効力を持たせるためには、民法で定められた要件を備えていなければなりません。

また、遺言によってできる事は民法によって定められていて、それ以外の事を書いたとしても、法的な拘束力は持ちません。単に、遺言者から残された者へのメッセージとして残るだけのものとなります。
但し、遺言者の意思として、残された者がこれらの言いつけを守るのは自由です。

また、法的効力を持たない事を遺言書に書いたとしても、遺言書が無効になる訳ではありません。あなたの最終的な意思として、遺言書の中にメッセージを残すことは、残された人間にとっても非常にありがたい事だと思いますので、是非とも遺言書を作成したときにあなたの気持や残された家族へのメッセージを入れてあげてください。

このように、遺言を書くときには、相続という制度を理解した上で、遺言によって何ができるのか、そして、自分はどのような遺言を残したいのかを考えて書く必要があります。
もちろん、遺言を書くためにわざわざ1から民法の勉強をする必要はありませんが、せっかくの遺言書が台無しになってしまう可能性がありますので、ご自分で遺言書を作成された場合は、是非一度専門家に相談してみてください。
相談を無料で行っている専門家も多数います。
当事務所も初回は相談を無料で行っていますので、是非ご利用ください。

遺言の効力発生時期

それでは、遺言書が効力を持つのはいつからでしょうか。

遺言書は、遺言者の死亡と同時に効力を持つことになります。
遺言書を作成した時ではなく、遺言者の死亡の時です。それまでの間は、効力を持ちませんし、一度書いた遺言書を取り消すこともできますし、何回でも書き直すことができます。

病気のおじいちゃんに遺言書を書いてもらったからと安心してはいけません。その遺言書は、おじいちゃんが亡くなるまでは、効力を持たないのです。そして、おじいちゃんがその遺言を取り消す遺言を書いたり、新しい内容で遺言を書いたりした場合(この場合は古い遺言と抵触する範囲で)、その遺言は効力を持たないという事になります。

このように、遺言は、遺言者の最終意思に法的効果を持たせるための制度ですので、本人の気が変わったり、周囲の状況が変化した場合は、いつでも取り消しや訂正、新しく書き直す事ができるのです。
そして、遺言者の死亡時に最終的に残っていた遺言書が効力を持つことになります。

| カテゴリ: 遺言の基礎知識 |


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